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執筆者の写真fujiwarafilms

「 僕がフィルム写真を撮る理由 1 」

更新日:2020年12月24日


こんにちは、ふじわらやすしです。


よく「なぜ、ふじわらさんは、結婚式の写真、前撮り、家族写真を

フィルム写真で撮影するのですか」って

質問されます。


今日は、僕がなぜフィルム写真にこだわって撮影しているのかということについて

書いてみたいと思います。


まず一つは、


100年以上、フィルムでプリントされた写真は現存しているということです。


有名な明治時代の坂本龍馬の写真は今もその姿を現すし、戦時中の写真

も残っている。


だが、デジタルカメラで撮影された写真データは、

はたして100年後には存在しているのだろうか。

それはまだ証明されていない。


アナログのフィルムカメラの歴史は、198年。

一方、デジタルカメラは、発明されて、45年しか経っていない。 (※を参照)


ぼくがフィルム写真の存在を強く思ったのは、

2011年の東日本大震災の時に行ったボランティアの時です。


漂流した写真を集め、きれいにし、それを展示するボランティア。

展示された小学校に人は集まり、思い出を一生懸命探した。


そこで水と泥でドロドロになりながらも

その存在をはっきり示し、



人の思い出を存在させていたのは、フィルム写真だった。


もちろん、デジタル写真のデータはなかった。

この経験からデジタルカメラで撮影したデータも

写真屋さんでプリントしてもらって飾って欲しいと

伝えています。


ぼくは、

なぜ人は写真を撮るのかというと


その存在を確かめたいからだと思っている。


思い出の存在、それが人が生きていく上で

必要だと感じています。


もちろんデジタル写真を否定するつもり毛頭ない。


ぼくも使っているし。いつでもどこでも写真データを見れるし

共有できる。すごく便利です。


アナログのフィルムは、

目の前に物体として存在している。


しかも、 フィルムそのものは、銀塩写真としてプリントしないと役に立たない。


すぐに見ることができないフィルムから焼き付けられた写真は、


ありありと写真に写った思い出とその感情と、

僕たちの存在を、雄弁に語っているとぼくは感じています。



それが、フィルムカメラで結婚式の写真や前撮り、家族写真を撮る理由のひとつです。




※以下は、歴史になります。

デジタルカメラは、

1975年昭和50年)12月イーストマン・コダックの開発担当者Steve Sassonが世界初のデジタルカメラを発明する。


反対にアナログのフィルムでの写真は、


写真の歴史はさかのぼる事1822年にニセフォア・ニエプスによって開発されたカメラオブスキュラを使用して作成された実世界のシーンの最初の写真を発表。


ニエプスとのパートナーシップを締結したルイス・ダゲールは、ハロゲン化銀ベースの代替品に集中。


彼は銀メッキされた銅板をヨウ素蒸気にさらし、感光性ヨウ化銀の層を作りました。カメラで数分間それを露光しました。


彼はカメラで写真を撮るこの最初の実用的なプロセスをダゲレオタイプと名付け、1839年1月7日に世界に発表されました。


このダゲレオタイプという技法が現在のフィルム写真のベースになっています。

1822年のニエプス、1839年のダゲールが開発したものが現在の写真の起源とされています。


要するに今から198年あまりが写真の歴史ということになる。






















































































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