どんな家であろうが、撮影しようと思っていた。
彼の実家で前撮り撮影をしたいと最初から決めていました。
今まで育った家、子ども時代に駆け回った裏庭、いままでのことを
話ながら記念の撮影をしたいと考えていました。
そんな話をふたりにしたら、ふたりも快諾してくれた。
いつかふたりはこの家に帰ってくるのだろう。
ふたりが場所に愛着を持つことで、撮影をする想い出をつくることで、
ふたりや家族が幸せになるような気がした。
あえてロケハン(事前下見のこと)はしないでおこうと思った。
どんな実家で育ったかもあえて聞かなかった。
普段は、打合せをしてふたりのことをお伺いするのに。
なぜなのだろう。
ふたりが見た、感じた景色をそのまま撮影したいと、
脚色を加えることなく、
そのまま撮影すれば。
気持ちは写ると思うから。
夫となる彼がすごしたこの実家で撮影すること。
この家に想い出ができれば、ふたりにも家族にも想い出になるのだろう。
この日も、春の陽気につつまれた日。
この日も、涙が出そうになった日。
ある年の3月31日の日。
そして、
ふたりにもふたりの子どもが生まれたそうだ。
みんなで実家に揃って帰る風景は、あたたかいのだろうな。
お幸せに。
Location:兵庫県神戸市
Date:2015.3.31
※この写真は、ジ・アースプロダクション社員時代に撮影したものです。
掲載ご協力頂きありがとうございます。






おばあちゃんの登場!笑














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